阿弥陀寺本堂
詳細情報
読み仮名 | あみだじほんどう |
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指定 | 国指定文化財 重要文化財 建造物 |
指定日 | 平成30年(2018)8月17日 |
時代 | 江戸時代 |
地区 | 宮北・宮・宮前地区 |
所在地/所有者等 | 鳴神/阿弥陀寺 |
阿弥陀寺の創建は不明ですが、中興開山とされる明誉法道は正保2年(1645)に没しています。本堂はもと吹上にあった大智寺が明治維新になり廃寺となったため、その御霊屋の譲渡を受け、明治4年(1871)に移築したものです。大智寺は、寛永9年(1632)に藩主徳川頼宣が徳川秀忠の霊を祀るために創建した寺で、代々の藩主もこの寺に祀られるようになりました。記録に「寛永九年創建、翌酉年御霊屋造事、戌年寺造事」とあり、建築年(寛永10年、1633)が判明します。
本堂はわずかに桁行側が長い五間堂で、藩主が直接関係したため第一級の建築物に仕上げられています。漆塗あるいは彩色が内外すべてに施され、現在も鮮やかに残り、近世初期の霊廟建築の一つとして重要です。
〔写真〕本堂、本堂内部(内陣上部)、本堂内部(海老虹梁)