天満神社本殿
詳細情報
読み仮名 | てんまんじんじゃほんでん |
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指定 | 国指定文化財 重要文化財 建造物 |
指定日 | 大正5年(1916)5月24日 |
時代 | 安土桃山時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 和歌浦西/天満神社 |
天満神社は和歌浦天神山の中腹にあり、菅原道真を祀り、和歌浦一帯の氏神となっています。道真が、延喜元年(901)に大宰府に流されるとき、風波を避けて、和歌浦に立ち寄ったと言われ、唐保年間(964年頃)に橘直幹が大宰府から帰る時、この浦にとまって社殿を創建したのに始まると伝えられます。現在の社殿は、天正13年(1585)の羽柴(豊臣)秀吉の兵火による焼失の後、慶長11年(1606)に藩主浅野幸長によって再建されました。本殿は桁行五間、梁間二間、入母屋造、檜皮葺の建物で、正面に千鳥破風と三間の向拝がつきます。本殿の装飾には、極彩色を施し、周囲には動物、植物、波などの彫刻のある蟇股がついています。装飾が華麗で、安土桃山時代の特徴をよく表しています。
〔写真〕本殿、本殿詳細